業績好調 オープンハウス2021年9月期決算解説

適時開示・決算分析

オープンハウスの業績は堅調に推移 株価・時価総額は・・・

2021年9月期 決算短信

オープンハウスの2021年9月期の決算短信が公表されています。業績のほうは拡大が続いています。決算短信による数字は下記のとおりとなっています。

決算短信より引用

売上高は前期比40.7%増と大幅に増加しています。第2四半期の2021年1月よりプレサンスコーポレーションを連結子会社としたことで、プレサンスコーポレーションの売上を取り込み売上高は大きく拡大しています。売上高810,540百万円のうちプレサンスコーポレーションの売上高は149,337百万円、戸建関連事業の売上高は446,959百万円(前期比17%増)と主力事業の戸建関連事業の好調がオープンハウスの業績拡大を牽引しています。

営業利益も101,103百万円(前期比62.7%)と大きく増加しています。このうちプレサンスコーポレーションの営業利益は16,502百万円とされていますので、既存事業の営業利益は94,601百万円となっています。特に戸建関連事業の営業利益は62,294百万円前期比53%増となっており戸建てに対する高い需要は継続していることがわかります。

2022年9月期の業績予想

2022年9月期の業績予想は下記となっています。2022年9月期の売上高は9,200億円と計画されており、会社は2023年9月期に目標として売上高1兆円超えを目指していますが、売上高1兆円がいよいよ視界に入ってきている感があります。営業利益も1,120億円と10%以上の成長を計画しています。

決算短信より引用

オープンハウスの株価は高値圏を維持するも・・・

直近株価は年初からは大きく上昇しているものの、全体的に相場が下げていることもあり直近では全体相場に連動して下落傾向にあります。

ブログ記載時点で株価は6750円(2021年11月26日の終値)で時価総額は8000億円を超えてきており、年初の3,735 円(2021年1月4日終値)から約80%上昇していますが、年初来高値7,440円(2021年11月1日)からは10%程度下落しています。配当については、2022年9月期は年間124円と2021年9月期の112円から増配が予定されています。配当利回りは1.84%(2021年11月26日の終値基準)となっており、キャピタルゲインだけでなく、インカムゲインもありバランスよく株主に還元されているのではないかと思います。

直近のニュースとしては、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の指数銘柄の定期見直しでオープンハウスが新規採用銘柄として採用されることが発表されていますので、日本を代表する不動産銘柄の一つとして今後の株価についても期待したいところです。

IRニュース「MSCI World Index」構成銘柄への新規採用のお知らせ」

https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20211112434130_P01_.pdf

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