この記事では自分が米国株式に関心をもってダウ工業平均ETFへの投資をしようと思った理由、投資をしたことによって現在どれくらいのリターンになっているかなど、米国株式ETFに関心をもっているような人の参考になるような知識や情報をまとめています。
米国株式に興味をもっているがまだよくわかっておらず投資できていない人 日本の株式や投資信託に投資しているが、含み損になっていたりなかなか思うようなリターンがでない人 給与収入がなかなかあがらず、将来の資産形成のため投資をはじめたいと思ってる人 米国株式投資に魅力を感じている人
ダウ平均とは何か
ダウ平均とは、アメリカのダウ・ジョーンズ社がニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している合計30銘柄を対象に算出しているアメリカを代表する株価指数ですこのアメリカを代表する企業に分散して投資できるというのがダウ工業株平均 ETFになります。
世界最大の経済規模を誇り、経済も着実に成長しているアメリカを代表する企業30銘柄全てに投資できるので、このダウ工業平均ETFに投資すればダウを構成するアメリカを代表する企業の成長に投資できるということです。
ダウ工業平均の構成銘柄
2020年8月31日現在 (シンボルのアルファベット順)
ダウ工業平均の構成銘柄を見るとアップルやマイクロソフトといった米国の時価総額の上位のものから、コカ・コーラやマクドナルド、ナイキといった日本でも誰もが知るような有名企業が含まれています。こういった企業は米国でも数十年前から現在に至るまで世界のリーディングカンパニーとして活躍し続けていているものが含まれる一方で、ダウ工業平均の銘柄はその時代に応じて米国を代表する企業が台頭してくると時代にあわなくなった企業と銘柄の入れ替えが行われています。
最近では顧客関係管理(CRM)のソフトウェアサービスIT産業でSaas銘柄として世界を代表する企業のセールスフォースが2020年にダウ銘柄に採用されています。
アップルやマイクロソフトにだけ投資をしていれば、振り返ってみるとこのダウ工業平均に分散して投資するよりも結果的にはリターンがよかったかもしれません。しかしそれは将来の結果がわかっていればそう言えますが過去の時点では将来のことはもちろんわからないので、一つの銘柄だけ投資をするのは事故や不祥事、政治的な影響を受けて大きく下落する可能性も十分にあることからすると幅広く優良企業に投資をすることでリターンも抑えられますがリスクも抑えられ、結果的にリスクを抑えながら安定的なリターンを得られる可能性が高い投資先がダウ工業平均のETFであると自分の中では位置づけています。
SPDR ダウ工業株平均 ETFの投資リターン
ダウ平均株価は100年以上前からその株価指数は公表されており、現在に至るまでアメリカの経済成長に伴ってずっと右肩上がりであがってきているという事実があります。

この事実に着目してこう分析しました。
過去100年以上ダウ平均は右肩上がりである事実があり、自分の投資するタイミングで右肩下がりになるトレンド変換の歴史的ターニングポイントとなる確率は相当低い(右肩あがりが継続する可能性が高い) 2008年に起こったリーマンションは100年に一度といわれるくらいの経済ショックで暴落したけれど、100年に一度と言われるくらいの暴落がくる可能性は、まだ10年ちょっとしかたってないタイミングでくる可能性は低い アメリカの人口はこれからも増加することが予想され、この人口の増加は経済成長に寄与することから、増加率が緩やかになるとしてもこれからも経済成長は期待できる。日本の人口減少や経済の低成長と比較すると投資対象として比較にならないくらい投資環境がよい。 世界の人口はこれから数十年増加することは確実といわれている中で、ダウ平均構成銘柄は世界中で事業を展開していることから世界人口の増加の恩恵を受けられる。
SPDR ダウ工業株平均 ETF
このような分析を踏まえて、SPDR ダウ工業株平均 ETFに投資すれば、個別銘柄と違って短期間で2倍、3倍になるようなことはないけれどゆっくり右肩あがりを続けてくれれば、10年後、20年後には投資額が2倍くらいなってくれれば十分だという方針で3年前くらいに一定額購入して以降、現在に至るまで少しずつ購入していっています。
SPDR ダウ工業株平均 ETFの設定以来の騰落率は下記のようになっています。

SPDR ダウ工業株平均 ETFの組入銘柄は下記のようになっています。

設定日は1998年となっていますが、23年間で663%の上昇しているのを見ると23年前にこの事実に気づいて投資していればと悔やまずにはいられません。5年間で2倍になっており、自分が最初に投資した3年前からみても48%となっているので、もっと前から投資しておけばとは思いますが、それでも投資リターンとしてはこれまでのところ十分な結果となっており3年前に投資しておいてよかったと思っています。
SPDR ダウ工業株平均 ETFの運用成果
2018年度に「SPDR ダウ工業株平均 ETF」を購入し、その後に少しづつ定期的に買付ししていき、2021年10月このブログ記載時点では以下の投資パフォーマンスになってます。
取得価額 | 評価額 | 損益 | |
SPDR ダウ工業平均 ETF | 2,587千円 | 3,868千円 | 1,281千円 49.52% |
2018年頃に一定額を購入し、その後定期的に3年程度積立購入していったろころ約50%評価が上昇しました。コロナの流行により予期せぬ株価の増減がありましたがここ3年は年間16%の運用利回りとなっています。SPDR S&P500ETFトラストと比較するとSPDR S&P500ETFトラストは3年間での騰落率は80%程度なので、SPDR S&P500ETFトラストに軍配があがりますが、ダウ工業平均ETFの構成銘柄は最近のテクノロジー企業から成熟産業まで幅広い業種でアメリカを代表する企業が含まれている点では好不況の影響に強い側面や分配利回りも高く、自分の投資対象としても有力な投資先になってきます。
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